日本の最も美しい図書館

日本の文化の中に、こんなに図書館への思いがあったのかと感じられる素敵な本でした。基本的には、内容というよりまず「図書館の建物」を基準に選ばれているようですが、写真集の趣もある本なのでそれは正しい選択と思います。建物の中には２種類あり、明治・昭和の建物を大事に受け継いでいく姿勢を強く感じる建物と、新しく考え抜いてつくられた個性的な現代的な建物。そのどちらも、見ていて考えさせられ、素晴らしいものがありました。古い建物を復元したり、改修工事をしたりして維持していることも大変贅沢で文化的だと日本を誇りに思えました。と同時に、最新の図書館も、贅沢な作りにため息がでて、図書館にこんな風にお金をかけられることに、「日本の豊かさ」を感じました。文化というものを考える上で、図書館を視点にしてみるのはとても面白い。図書館を巡って日本を歩く旅もアリだなぁ～と思えた。因みに、私が訪ねてみたいと思ったのは、愛知県の日進市立図書館。太陽、月、星をイメージした窓から、地球が回る時を感じる中で本を読んでみたい！！！！岡田新一設計事務所の設計だそうだ。行ってみた～～～～い！